Tick Data Suite を使ってみた ~ eurostar 編
Tick Data Suite を使ってみた ~ eurostar 編
ちょっと前から気になっていました、TDSこと、Tick Data Suite を 使ってみました! EAの開発にはとても使い勝手の良いツールですが、今回は運用者としての視点からイカさんに改造していただいた、「勢いに乗るっす」Ika eurostar を使ってレビューしてみたいと思います。
ika eurostarですが、早いもので誕生から概ね2カ月が経ちました。我が家でもいくつかのリアル口座にて稼働し、まぁ、評価できるかな~というレベルのフォワードデータがそろいましたので、こちらを見ていきたいと思います。
フォワードデータですが、複数のブローカーで動かすと全く同じではなく、少しずつ違いが出てきますよねー。 スプレッドも違うし、チャート波形もちょっとだけ違っていたり、 どれもフォワードデータなので、正しい取引の結果なのですが、運用者としてはこれまでの結果を見て、将来を予想・予測して対策を考えなければいけなません。
これまでは、一般的なバックテストと比較して大体あってればいいかな~ 程度の比較でしたが、TDSでのバックテスト結果と比較するとフォワードデータを詳細に検証することができると思いました。
で、本題ですが、何をやったかというと。 TDSのバックテストとリアルフォワード数社の比較です。 獲得Pipsで表記しています。実際に見てみましょう。
比較対象は、TDSのバックテストデータ(Dukascopy) vs リアル5口座です。
3/26 から、5/25の2か月分。手動決済はなく、ほぼ放置でのテスト結果となります。
XM-Zeroに関しては、東京のサーバーとLDNのサーバに余力がありましたので、2カ所設置して稼働しました。
たぶん、チャートにした方がわかりやすいのですが、我が家のQuantAnalyzerはmyfxbookのデータを受け入れてくれないので、数字で見ています(すみません)
と、見ていくと、ほぼエントリーがバックテストと同じです。普通のバックテストですとスプレッドが固定ですので、10にするか20にするかでエントリーに差が出てきますが、TDSの可変スプレッドの場合はマーケットにより近いスプになっていますので、リアルを再現できる! テストなのでは! と思います
もちろん、Dukascopyというブローカーのデータを使用しておりますので他社と100%同じという事はありませんが、かなりの精度でTestができるのではないかと思います。
そして、最後の一行が合計になっています。
TDS (Ducascopyデータ)では獲得Total 65.1pipsでしたが、Titan BladeとXM-Zeroは100pips超え。TradeView(IB:EA Bank)は85.3pips と少ないながら、バックテストより良い結果となりました。
だがしか~し、 Oanda NYは な、なんと! -99.9pips! これはいったい!!
なんでこうなった~
実は、少し前にTwitterで勢いに乗るっす の成績を話していた事がありまして、その時もOanda NY だけは何故か成績が悪かったので気になっていたのです!
詳しく見ていきますと、分かり易い違いとしては、
* エントリーが少ない
* 他が勝ってるのに、勝てなかった
の2点。
Oanda NYは今回の比較他社と比べてスプレッドが若干広い設定のブローカーです。 これが原因でエントリー時にスプが広がっていた、とか、TPに到達しなかったとか、チャート波形がちょっとだけずれていて、エントリー条件に引っかからなかった。あたりが考えられるかと。。。(勢いに乗るっすはスプレッド耐性がありませんので、結果にダイレクトに響きます。)
TDSでなくても想像のつくポイントはありますが、TDSがかなりの精度でリアルを再現するのであれば、TDSの結果をあてにして運用に臨む事ができるのではないかと思いました。
あ、最後になりましたが、意外と語られないTDSの便利なところ: ヒストリカルデータが簡単に更新できます! 実は、バックテストですが、例えば、FXDDの過去データですと、
zip ファイル ダウンロードして、MT4に展開して・・・ って、この作業が実際、かなり手間です。面倒くさいです ⇒ バックテスト・・・ しなくていいかな~ という悪循環。
ですが、TDSですと、ワンクリックです。 一番右側のマークした部分をクリックするだけです。 これで、週末に一週間分の検証もできてしまいます。
これ、楽ちんなので、リアルとの比較も簡単にできるようになり、今後の運用への変更も対応しやすくなります。
系統だったレビューではく、わかりずらい所もあったかもしれませんが、最強のツールと言っても過言ではないと思います。
で、勢いに乗るっす EURUSD (eurostarも)ですが、Oanda NYでの運用は停止いたしました。
お疲れさまでした。
注:今回、Dukascopyのデータを利用しましたが、実は自分が利用しているブローカーのティックデータを使うこともできます。(収集と管理が大変ですが。)
オマケ